ドクターズインタビュー

ドクターズインタビュー

父と同じ仕事をしてみたいと思った
専門医としてのスキルを高めて開業

先生が医師を目指したきっかけを教えてください

元々、父が開業医でした。その背中を見て育った自分も医師の道を歩むだろうと漠然と思っており、「同じ仕事をしてみたい」という思いも抱いていました。また、父はいわゆる家庭医として仕事をしており、私も消化器を専門としながら皆さまの健康を支える「かかりつけ医」でありたいと日々の診療に努めています。

先生はたくさんの認定医資格をお持ちですね

そうですね、大学病院時代には消化器内視鏡に関する治療が中心で、これからも患者さまのニーズが増えていくだろうという考えもあり、専門医としての知識とスキルを身につけました。

先生の治療方針をお聞かせください

当院は、父の代から地域の患者さまの健康を支える「かかりつけ医」として、お一人おひとりとの会話を大切にして信頼関係を築いていくことが何よりも大切であると考え、日々の診療に取り組んでまいりました。
現在も、患者さまの気持ちに寄り添い、親しみやすく相談しやすい医院づくりを目指して日々精進しています。そのため、丁寧かつわかりやすい説明を心がけ、ご本人に納得していただいた上で治療を行うようにしていますね。

経験とスキルを活かす
痛みや苦しみを極力減らした検査を実施

先生は内視鏡検査に力を入れているとお聞きしました

そうですね、当院では胃カメラや大腸カメラ検査に力を入れています。
当院の胃カメラ検査は、鼻からカメラを入れる「経鼻内視鏡検査」を希望される方が増えてきており、嘔吐反射も少ないためリスクが低いという観点からもこの検査方法を選ぶようにしています。ですが、患者さまによっては鼻からの検査が難しいケースもありますので、経口検査を行うこともあります。
経口はどうしても喉に刺激があるため、嘔吐反射が出てしまいますが、内部の見やすさや操作性の良さ、検査時間の短さなどを考えると経口の方が良い場合もあるため、患者さまと相談しながら臨機応変に対応するようにしています。

内視鏡検査は「痛い」「辛い」というイメージがあるのですが…

確かに、鼻や口からカメラを通して体の内部を見るため、ある程度の痛みや苦しさがあると思います。全身麻酔をご希望の方がおられるかもしれませんが、当院では基本的には局所麻酔のみを使用して検査を行うようにしています。全身麻酔はリカバリーの時間が必要になりますし、リスクがゼロというわけではありません。
また、検査による痛みや苦しみは、医師のスキル面によって左右されるところもあると考えているため、これまでの経験をフル活用し、痛みや苦しみを感じる時間を減らすことができるように心がけています。

女性でも安心して受けられる環境が整っているとか?

男性でも女性でも、そこは変わらない部分ではありますが、看護師がそばにいることで「同性目線」でサポートするようにしています。
顔色等を見ながら細やかなお声がけを行い、皆さまに無理なく検査を受けていただけるよう、スタッフ一同協力体制を取っております。

専門医や関係機関とも連携を密に
患者さまの健康や生活を第一に考えています

患者さまの傾向や最近増えてきている主訴などはありますか?

当院は、先代の頃からお越しいただいている患者さまも多く、比較的ご高齢の方が多いように感じています。
様々なお悩みや症状に対応していますが、認知症のような症状が出てきたときには、専門医や関係機関に相談しながら対処するようにしています。

先生がやりがいを感じる時はどんなときですか?

いろいろな検査をして治療等を行った結果として、患者さまが健康になったり元気になったと教えてくれると嬉しいですね。
当院が携わった患者さまが元気に、健康に日々の生活を送っていただいていることを知ったときは、改めてやりがいを感じますね。

見えないところの健康も支える内視鏡
さらに力を入れて検査を行います

今後の展望などをお聞かせください

これまでも力を入れていましたが、内視鏡検査はさらに力を入れていきたいですね。肉眼では見えないところを検査することができるので、がんやポリープなどを早期発見し、対処していきたいと考えています。

ホームページをご覧の方にメッセージをお願いします

まずは、どんな些細なことでも構いませんので、疑問や不調、うまく言葉にできないことでも当院までご相談ください。また、内視鏡検査についてはこれまでに受けたことがない方や過去の検査からマイナスイメージをお持ちの方も、ぜひ当院で受けてみていただければと思います。
皆さまの健康を支える、気軽に相談していただけるような存在としてこれからも精進を続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。